ノベルティ商品の作り方徹底ガイド|大切なポイントと作成の流れを解説

企業や団体で初めてノベルティやオリジナルグッズを企画・制作する際、多くの方が「どのような商品を選べば良いのか」「何を基準に進めれば失敗しないのか」といった悩みや疑問が出てくると思います。
販促活動やファンづくり、顧客へのプレゼントなど、ノベルティグッズはさまざまなシーンで活躍しますが、目的やターゲット、アイテム選び、予算、デザイン、発注から納品、配布まで、考えるべきポイントが多く、迷う方も少なくありません。
本記事では、ノベルティ・オリジナルグッズの制作にあたって必ず知っておきたい大切なポイント、手順やプロセス、データ作成やデザインのコツ、発注時の注意点から納品・配布の段取りまで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。これからノベルティを作ろうと考えている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
1.ノベルティ制作で押さえるべき大切なポイント
ノベルティとは、会社名・商品ブランド・キャラクター・ロゴマークなどを印刷して無料で配る、販促やPRのためのオリジナルグッズを指します。
近年はイベントや展示会、季節のキャンペーン、周年事業、顧客サービス、社内向けグッズとしても幅広く利用されています。
オリジナルノベルティグッズを企画・制作する際には、配布目的、配布相手(ターゲット)、シーン、予算、デザイン、印刷方式など、複数の要素を整理しておくことが不可欠です。
ここでは、ノベルティ作成で特に意識したい主なポイントを詳しく紹介します。
1-1.配布の目的を明確にする
ノベルティを作る第一歩は「なぜ配るのか」を明確にすることです。目的によって選ぶアイテムやデザイン、配布方法が大きく変わるため、最初に配布の狙いを整理する必要があります。主な目的例をまとめました。
- 会社やブランド、サービスの認知拡大
- 商品の購入・サービスの利用促進(決定打・きっかけ作り)
- ブランドの好感度アップ・イメージ向上
- 既存顧客への定期的アプローチや継続利用のきっかけづくり
- 創立周年など記念イベントでの配布
例えば、知名度アップが目的の場合は、商品やロゴ、キャンペーン名を大きくアピールできるグッズが効果的です。
購買促進や会員登録が目的なら、商品やサービスと連動したキャンペーン用のノベルティを選びましょう。
リピーター獲得には、日常的に使ってもらえる実用的なグッズがおすすめです。
重要なポイントは、目的に応じて「どんなジャンルのアイテムを」「どのようなデザインで」「何個」「どの配布方法で」配るかを決めていくことです。
1-2.ターゲット像を具体的に決める
ノベルティをより効果的な販促ツールにするには、「どのような人に配るか」を徹底的にイメージすることが大切です。
ターゲットによって喜ばれる商品やデザインは異なります。
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女性向けなら、かわいいハンカチやバスグッズ、ミラー、キッチンスポンジなどがおすすめ
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ファミリー層には、ウェットティッシュなどの衛生用品、折り畳みバッグ、子ども用グッズが人気
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ビジネスパーソンや企業向けには、ペンやノート、クリアファイル、カレンダーなど実用性の高いオフィス用品
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若年層向けには、スマートフォン関連グッズやキャラクターグッズが有効
このように配布対象が明確になると、ノベルティ商品選びやデザイン決定がぐっとスムーズになります。
併せて「配布したい場面(イベントなのか、店頭なのか等)」もイメージしましょう。
1-3.配布シーン・方法の検討
ノベルティグッズ選びや包装・梱包の方法は、配布シーンによって大きく左右されます。
手に取りやすいサイズや形状、季節感やイベント特色を加味した商品を選びましょう。
例えば、以下のような配布シーンを想定できます。
- 展示会や各種イベント会場での配布
- 店舗への来店者へのプレゼント
- 営業や挨拶まわり時の手土産
- 街頭でのサンプリング・プロモーション
- WEBやSNSキャンペーンでの当選者への送付
たとえば、イベントの来場者にはトートバッグやペットボトル飲料、季節商品(夏ならうちわや冷感グッズ、冬ならカイロなど)を選ぶと受け取りやすいでしょう。
年末や新年の挨拶に、カレンダーやタオルなどのノベルティを渡すのもよいでしょう。
また、一度は離れてしまった顧客へ、再び挨拶するための営業ツールとしてノベルティを活用する方法もあります。
年末年始の挨拶回りや周年行事なら名入れカレンダーやタオルが人気です。
街頭で広く認知を獲得したい場合、持ち帰りやすいポケットティッシュや除菌グッズ、入浴剤などの実用的な小物もおすすめです。
1-4.適切な予算の決定と法令配慮
ノベルティ制作において必ず考慮したいのが「費用感」と「法令順守」です。
ノベルティは費用対効果の出やすい販促アイテムなので、ある程度のコストをかけてもよいでしょう。
費用対効果の高い販促物ですが、予算オーバーや法律違反には十分注意しましょう。
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制作数(配布見込み数)でコストを算出
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1個あたりの単価やロット数、オプション費用を整理
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景品表示法など関連法規(例:販促用の景品類の最高額制限)を厳守
景品表示法とは、過大な景品で消費者を誤認させることを防ぎ、公正な競争環境の維持を目的とした法律です。ノベルティの配布先やキャンペーン内容によって、提供できる景品の金額や総額が異なりますので、制作前に必ず担当者や制作会社、法務部門に確認しましょう。
出典:消費者庁「景品表示法」
安心して効果的なノベルティ配布をするためにも、想定する配布数・予算・景品法を確認したうえで適切に商品選定・制作を進めてください。
2.ノベルティ作りの流れと進め方
ノベルティ制作会社への依頼・発注の流れは、基本的にどの業者でもおおむね共通しています。
ここでは「商品選び→注文・見積もり→データ入稿」の手順に分けて、具体的な進め方・注意点を紹介します。
2-1.商品選定の重要ポイント
ノベルティとして配布するグッズは、企業やイベントの目的・希望に応じて多種多様なラインナップから選択できます。
ノベルティ選びのポイントは以下の3つです。
配りやすさ |
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店頭やイベントなどで大量配布する場合は、重くなくコンパクトで持ち帰りやすい商品を選びましょう。大きすぎたり壊れやすいものは避けるのが無難です。 |
実用性 |
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日常的によく使う小物や消耗品、文房具などは受け取った方に長く使ってもらいやすく、企業名やロゴの訴求力も高まります。 |
人気 |
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定番商品やトレンドグッズなど「もらって嬉しい」「話題になる」ものを選ぶことで、受取率やブランド好感度もアップ。自社の過去データやトレンド情報も活用しましょう。 |
近年はエコバッグや除菌グッズ、スマホアクセサリー、アルコールハンドジェルなど衛生・環境配慮型のグッズも注目されています。
2-2.ノベルティ制作会社に注文する
商品が決まったら、次はノベルティ制作会社に正式な見積もりや注文を依頼します。主な流れは以下の通りです。
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選んだグッズの在庫状況と納期を確認
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納品希望日・納品先・数量・仕様を伝え見積書を取得
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注文書発行、発注手続き
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(印刷ありの場合)入金手続き完了後、印刷データの入稿へ
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印刷内容や商品仕様などの最終確認、製造・印刷開始
印刷なし商品の場合は、入金・在庫確保後にそのまま出荷・納品されるケースも多いです。
印刷あり商品の場合は、必ず入稿前にデザインやロゴ、印刷位置・サイズを確認し、校正や最終チェックを行いましょう。
2-3.データ入稿・印刷時の注意点
オリジナルノベルティを製作するには、会社・ブランド名やロゴ、キャラクター、キャッチコピーなどをレイアウトした「印刷用データ」を制作会社へ入稿します。
多くの場合、各商品の印刷用テンプレート(AIやPDF形式)が用意されているため、デザイン初心者でも簡単にチャレンジできます。
テンプレートのない商品の場合は、印刷範囲に収まるサイズのデザインを作成します。
自分でデザインする際に、押さえておきたいポイントを以下に挙げます。
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ロゴや社名は一目で分かりやすくデザインする
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配色は3色程度まで抑え、統一感を意識
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小さいサイズや複雑なデザイン・極細文字は避ける
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入稿用データ(AI/PDF)の作成方法、サイズ、解像度、カラーモードなど規定を必ず確認
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校正用サンプルや色校正が必要な場合は早めに依頼
データ入稿はメール添付や各社のファイル送信サービスを利用します。
不明点や初めてのグッズの場合は、制作会社に相談しながら進めると安心です。
リピート注文や複数グッズを同時発注する際も、データの統一や管理に注意しましょう。
まとめ
ノベルティを成功させるポイントは、配布目的・ターゲット像・配布シーン・予算といった企画段階の準備と、それに合ったアイテム選び、的確なデザイン制作、流れに沿った発注・納品手続きにあります。
初めての担当者はノベルティ専門会社を活用するのが最も安心です。
「オリジナルグッズの春夏秋冬」では、名入れ・フルカラー印刷対応の多彩なノベルティ商品をラインナップ。
ノベルティ初心者でも手軽に注文できるほか、データ作成・レイアウト調整などもサポートしています。
効果的な販促ノベルティやオリジナルグッズをご検討の際は、ぜひ「オリジナルグッズの春夏秋冬」にご相談ください。
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